同一労働同一賃金にはどのようなメリットがあるのか

がんばり

同一労働同一賃金のメリットを考えてみましょう。
同一労働同一賃金で最も恩恵をうけるのは非正規雇用者だけのように見えますが、実際にはすべての関係者にメリットがあると考えられています。

非正規雇用者のメリット
一番同一労働同一賃金の恩恵を受けているのはやはり非正規雇用者でしょう。
その最たるメリットとして、所得が増える可能性が非常に高くなります。
それに伴い生活面での苦労が大幅に減りますし、正規雇用者と同じく頑張れば昇給や賞与のチャンスも生まれます。
そのため、仕事のモチベーションが向上しやすくなり、更に正規雇用のチャンスも生まれやすくなります。
正規雇用者のメリット
正規雇用者にとっても、同一労働同一賃金はメリットが多く生まれます。
給与の支払いに人種や年齢、性別が関係なくなるため、年功序列や男女格差、人種格差といった習慣がなくなります。
そのため、若くして出世がしやすくなりますし、高齢者の再雇用でも実力次第で高待遇のポストで働くことができます。
更に、外国人労働者はまっとうな賃金を得られ、女性もより進出しやすくなるのです。
このように、同一労働同一賃金は実力や実績に応じた評価がされやすくなるため、不当な人事が減りやすくなるのです。
事業主のメリット
同一労働同一賃金が導入されることにより、事業主側したら出費が増えるのでデメリットにしかならないという考えもありますが、きちんとメリットは存在します。
まず第一に、非正規雇用者のモチベーションアップや正規雇用者の実力本位の評価により、会社全体のモチベーションアップや、優秀な人材の確保に繋がります。
実力次第で高待遇というのは、優秀で野心あふれる社員にとってはまさに理想であり、健全な競争が期待できるのです。
それにより、企業は成長しやすくなります。

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